秋になると、多くの食べ物が旬を迎えます。
そのひとつが、「だだちゃ豆」です。
最近はスーパーでも見かけるようになりましたが、同じようなさや入りの豆である枝豆と比べると、まだそこまでメジャーではないですよね。値段も高いです。
でも、だだちゃ豆はじつにスゴイ食材なのです!
この記事では、だだちゃ豆が枝豆との見た目や味、栄養の違いについてや、美味しい食べ方などにも触れます。
これまで、「枝豆より高価だから」というだけの理由で食べてこなかった人は、ぜひ今年こそ食べてみてくださいね!
今、まさに注目の食材と言えますね!
Contents
だだちゃ豆と枝豆の違い
まずは、だだちゃ豆とよく似た枝豆との違いについて確認しておきましょう。
見ただけでわかる違いも意外とたくさんありますよ!
だだちゃ豆と枝豆の見た目でわかる違い
だだちゃ豆は、枝豆と比べると少し茶色っぽいです。茹でても、枝豆ほど鮮やかな緑色にはなりません。
また、枝豆はほとんどの場合、豆が3粒ですが、だだちゃ豆は2粒です。
このあたりが、見た目の特徴ですね。
だだちゃ豆と枝豆の味の違い
だだちゃ豆は、甘みや旨味、香りが強いのが特徴です。全体的に、枝豆よりも味が濃厚だと言われています。
この点は、下で紹介する栄養素の違いによって生まれるようです。
だだちゃ豆と枝豆の栄養の違い
だだちゃ豆と枝豆、含んでいる栄養素はほとんど同じです。
タンパク質や大豆イソフラボン、ビタミンB1やB2、ビタミンE、アラニン、スクロースなどです。
しかし、だだちゃ豆は、アラニンとスクロースが、枝豆よりも特に多いのが特徴です。このおかげで、甘みや旨み、香りが強くなるようです。
また、葉酸やメチオニン、GABA、オルニチンといった栄養素も豊富に含んでいます。
ちなみに、オルニチンというとしじみを思い出しますが、だだちゃ豆の方がしじみより多く含んでいるとのこと。だだちゃ豆を食べることで、元気になれそうですね!
枝豆は、大豆よりも豊富に栄養素を含んでいることで知られる食材です。
でもその枝豆よりも、さらに栄養価が高いのがだだちゃ豆、ということです。
だだちゃ豆の旬の時期とお値段
だだちゃ豆の旬の時期は、8月下旬から9月上旬です。枝豆は6~8月なので、少し遅めで、短いですね。
また、収穫量が枝豆よりもやや少ないです。さらに、すでに触れたとおり粒の数も少ないです。
そのせいで、値段が高くなります。
ネットショップで見ても、価格はかなり違います。枝豆が1kgで1000円くらいなのに対し、だだちゃ豆は、2000円以下で変えるものはまずありません。
栄養豊富で美味しいだだちゃ豆ですが、やはり枝豆よりは贅沢な食べ物、というイメージですね。
だだちゃ豆の美味しい食べ方
今、旬を迎えているだだちゃ豆。高価なので、せっかくなら美味しく食べたいですよね!
そこで、だだちゃ豆の美味しい調理法を紹介します。茹でるにしても、少し工夫するだけで、かなり美味しくなりますよ!
茹でる
塩ゆでというのが一番メジャーな食べ方ですよね。
茹でる前に、少し手間をかけて美味しくしましょう!
1.枝が付いている場合は取り除いておく。
2.ボウルに入れ、多めに塩をふってもみ洗いする。豆に塩を揉み込むように、また汚れと一緒に茶色い毛も取れるように、しっかり手で揉む。
3.軽く水で洗い流す。
4.大きめの鍋にたっぷりのお湯をわかし、3%程度の塩を入れて、だだちゃ豆を入れる。湯がしっかり沸いていることと、だだちゃ豆が中で踊るくらいの大きめの鍋を使うことが重要。
5.強火で2分半~3分ほど茹でる。味見して、好みの固さにする。予熱でさらに柔らかくなるので、少し固めくらいにしておいた方が良い。
6.湯からあげて、うちわであおぐなどして粗熱を取る。水にさらすと水っぽくなってしまうので、水は使わない。
7.お好みで、塩をまぶして完成!
最初にしっかりもみ洗いすることと、新鮮なうちに調理することがポイントです。
茹ですぎないように注意してくださいね!
焼く
大きな鍋がない人におすすめなのが、こちらの焼き豆です。
枝豆でも美味しくできますよ!
1.茹でる場合と同様に塩でしっかりもみ洗いし、産毛や汚れをしっかり取る。
2.一度洗い流して、だだちゃ豆100gに対し小さじ1杯分くらいの塩を揉み込む。
3.だだちゃ豆をフライパンに入れ、半分が浸るくらいの水を入れる。
4.蓋を少しずらして、火をつける。
5.かき混ぜながら、少し焦げ目がつくまで蒸し焼きにする。
焼くと香ばしく仕上がります。ビールのおつまみにもピッタリです。
茹でるよりもこちらの方が好きという人も多いですね!
だだちゃ豆の炊き込みごはん
そのまま食べるのではなく、なにか別の料理にしたいという人におすすめなのがこちらです。
簡単にできますよ!
・米(2合)
・だだちゃ豆(100g)
・しょうゆ(大さじ1弱)
・酒(大さじ2+2/3)
・砂糖(小さじ1)
・昆布(3cm✕3cm1枚)
・塩(少々)
1.米は普通に研ぐ。だだちゃ豆は生のまま、さやから出しておく。
2.米と調味料を炊飯器に入れ、通常どおりの水加減に調整する。
3.上からだだちゃ豆と昆布をのせる。
4.炊飯器で普通に炊けば完成!
だだちゃ豆の栄養を余すことなく食べる方法のひとつですね!
ただ、保温している時間が長くなると、香りがとんでしまうので、早めに食べましょう。
旬のだだちゃ豆を美味しくいただこう!
とにかく美味しいだだちゃ豆、その魅力を存分に引き出して食べたいですね!
なかなか高価ですが、この時期だけのお楽しみなので、ちょっと奮発してありがたくいただきましょう。
まだ暑さの残るこの時期、だだちゃ豆の豊富な栄養素をしっかり摂取して、元気に過ごしてくださいね!
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