読書感想文書き方中学生の構成は?本の選び方やポイントも紹介!

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この記事では、読書感想文書き方中学生の構成は?本の選び方やポイントも紹介!と題して紹介していきます。

夏休みの宿題の定番・読書感想文は、小学生から高校生まで、多くの学生が悩まされているお題です。

中学生になると枚数も増えて、そんなに何を書いたら良いのか…と困ってしまいますよね。

でも、読書感想文はコツを押さえて書いていけば、そんなに難しいことではないのです。

ここでは、読書感想文書き方中学生の構成は?本の選び方やポイントも紹介していきます。

中学生の読書感想文の簡単な書き方や本選びから、具体的な文章の構成を、「書き出し」「メイン部分」「まとめ」に分けて紹介していきます。

また、他の人と差をつける、おしゃれな文章を書くテクニックも紹介します。

おすすめの本も紹介しますで参考にしてください。

 

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読書感想文書き方中学生の構成は?

さて、いよいよ作文を書いていきましょう。

大きく分けて、3つの構成になると思います。それぞれ、前から順に紹介していきます。

ここで注意してほしいのは、いきなり原稿用紙に書くのではなく、まずは下書きをするという点です

というのも、案外「書き出し」が、一番悩む点だからです。最後まで書いてみて、書きだしを変えたいと思ったときに、最初から書き直すのは大変ですよね。また、誤字脱字が見つかって、ずれていくという可能性も考えられます。

そこで、下書きが必要なのです。まずは下書きで全体の内容を決めて、そのあとで原稿用紙に清書しましょう。

 

【書き出し】の書き方

 書き出しに迷ったら、本を選んだきっかけを書くと良いと思いますそのあとで、「友情の大切さを学んだ」「辛いときも上を向きたいと思った」というような全体の感想を書き、次のメイン部分に移ります。

今ひとつピンと来ない人、少しレベルを上げたい人には、下のような書き出しもおすすめです。

なお、書き出しが決まらないときは、先に次の「メイン」の項目から書いていきましょう。その内容が決まると、自然と最初に書くことも決まってくるものです。

 

本を読む前後の自分を比べる

読書感想文で好まれるのが、上でも紹介しましたが「この本を読んで変わった」という内容です。

本を読んだくらいではなかなか性格が変わることはないと思いますが、少なくともいくつか知識は増えているはずですし、感じたことはあるはずですよね。そうした点を、本を読んだ前後の自分の比較として書いていきます。

具体的には、まずその本のテーマに対して、「この本に出会うまでの自分は、◯◯について…」という、以前の自分を述べます。

そのあとで、「しかしこの本を読んで、◯◯という風に変わった」あるいは「△△という知識を得ることができた」という具合に書いていきます。

 

結論を先に述べてみる

作者が言いたかったことを、いきなり書いてみます。「友情の大切さ、それが作者の最も言いたかったことだと思う」という感じで始まるのです。

そこから、なぜそう思ったのかという点を解説していきます。

まだ書き出しなので、具体的な場面ではなく、「何度危機に陥っても、友達がいれば乗り越えることができた」というような、ざっくりした紹介にしておきましょう。続けて、自分はその点についてどう思うかを書いていきます。

 

名言・印象に残ったシーンを最初に伝える

一番印象に残っているシーンをまず紹介する、あるいは「」でスタートして、いきなりセリフから書くというのもひとつの手です。

続けて、なぜ印象に残っているのか、名言だと思ったのかという点を紹介しましょう。そのあと、下で紹介するメインに移って、他に印象に残った場面などを紹介していきます。

また、こういった書き出しの場合は、作中のその他のできごとも、すべて最後はこのシーン及び名言につながっていく、という前提で書いていくのがおすすめです。メイン部分では、感想のあとに、最後にそれが巡り巡って最初に紹介した部分につながる、という紹介をすると、統一感のある作文になります。

 

全然関係ないネタから入る

「本を選んだきっかけ」「本を読む前後の自分を比べる」という出だしにおいて有効なのがこれです。

たとえば、「その日は朝から天気が良かった。清々しい青空が広がっていた。そんなとき、青い空が表紙のこの本が目にとまった」というような流れです。最終的には、本を読んでみて、その青空についてどう思ったのか、というような話を書きましょう。

また、本を読む前の自分を書く際に、具体的に何か行動したことがあれば、それを書くのも手です。「友達とささいなことで言い争いをしてしまった。そのあとで、この本を読んだ。あらためて、友情について…」というような話を挙げるのです。

ただ、こういった書き出しをしたいがあまり、嘘をつかないようには注意しましょう。

本を買った日の天気くらいならごまかしても構いませんが、友達と言い争いなどしていないのに、したと書いてしまうと、あとで先生に深く突っ込まれたときに面倒です。

 

【メイン部分】の書き方

付箋を貼った、最も印象に残った場面を紹介します。そのシーンの簡単なあらすじ→感想→自分だったらどうするか、という順で書いていくと書きやすいです

このとき重要なのは、最もボリュームを割くべきなのは、自分だったらどうするかという点だということです

あらすじや感想が長過ぎると、中学生の作文としては稚拙な印象を受けてしまいます。これまでに自分が似たような経験をしていたのであれば、その経験を紹介するのも良いでしょう。

テレビや親などから聞いた話でも構いません。何かしら、自分のことと絡めて膨らませる、というのが大切です。

また、主人公に自分を置き換えることが難しければ、そのシーンに登場する他の登場人物の目線でそのシーンを観てみるというのも手です。

その人は、主人公をどういった目で見ていたのか、また自分がその人の立場だったら主人公に何をしたか、というような話を書いていきましょう。

なお、シーンの数は少なめに、ひとつのシーンについての文章を長めに、というのが理想ですが、難しい場合は段落を変えて、紹介するシーンの数を増やしましょう。

 

【まとめ】の書き方

通して読んで、作者が言いたかったことを学習した自分は、今後どうしていきたいか、という話を書きます

最初に書いてしまった場合も、少し表現を変えてもう一度書きましょう。気持ちの話だけでなく、具体的に何か行動を起こしてみようという話だとなお良いです。

 

 

>>小学校高学年向けの読書感想文の書き方のコツは?

>>小学校低学年向けの読書感想文の書き方のコツは?

>>高校生向けの読書感想文の書き方のコツは?

 

オシャレな文章を書くヒント

もちろん、大切なのは内容です。しかし、言葉の選び方しだいで、作文全体の印象はかなりかわります。

具体的に言うと、「ドキドキする」というような擬態語や、「◯◯と思った」という感想はできるだけ避けて、慣用句や熟語を使っていくというのがひとつの手です。

また、「楽しそうだな」と思った場面が複数あったとしても、何度も「楽しそう」と書くのも喜ばれません。

そこでオススメなのが、以下の類語辞典サイトです。

Weblio類語辞書

https://thesaurus.weblio.jp/category/wrugj

たとえばここで「ドキドキする」と検索すると、「胸を膨らませる」「心をおどらせる」「心が締め付けられる」など、感情に合わせたさまざまな言葉がヒットします。

こうした表現を多用することで、文章のレベルを引き上げることができます。

これを利用すれば、言葉の繰り返しを防ぐこともできますね!また、文字数がなかなか埋まらないときの字数稼ぎにも使えます。

 

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読書感想文書き方で中学生の本の選び方は?

下で紹介しますが、作文を書く際には、本の内容と自分の経験を照らし合わせて書くことが重要になります。

また、作文の鉄板ネタのひとつが、「自分が主人公の立場だったらどうするか」という想像です

そうなると、主人公に自分自身を投影しやすい作品が良いですよね!年齢が近いとか、勉強が苦手という共通点があるとか、自分と同じく部活を真剣にやっているとか、さまざまな観点から自分が共感できる主人公が出てくる作品を選んでください。

また、本を選んだ理由も、作文のネタになります

主人公に共感できそうだったから、というのももちろんありです。

他にも、表紙がかっこいいとか、タイトルが面白いとか、そんなことでも大丈夫です。

大したきっかけでなくても、何かしらあれば、覚えておきましょう。

「最後まで読んでみて、表紙の空の色が鮮やかだった理由がわかった」「タイトルのあの言葉は、このことを言いたかったのだろうと思います」など書いたら、なかなか良い文章になりそうですよね!

 

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読書感想文書き方で中学生のポイントは?

本を読むときに気にしたいポイントは以下の点です。

・自分と共通している点、共感できる点
・特に強い衝撃(驚き、喜び、悲しみなど何でも良い)があった場面
・主人公の考え方が明確に変わった場面
・印象的なセリフ

これらのポイントを見つけたら、付箋を貼っていきましょう。作文を書くときに、見直すのが早くなります。

>>読書感想文のコピペやパクリはなぜばれる?

 

付箋の中から結論を決めておく

最後まで読み終わったら、付箋を見直してみましょう

その中で、自分が最も話を膨らませられそうなネタを12つピックアップしておきます。これが、読書感想文のメインになります。

また、本を読み終わった直後のうちに「この本で作者は何が言いたかったのか」「自分はこの本を読んで何を得たのか」という点をまとめてメモしておきましょう。

 

作者の言いたいこと

「友情は大切だ」「努力をやめてはいけない」「夢を諦めない」というような、ざっくりしたことで大丈夫です。

さらに、それがはっきりとわかる一文やセリフがあれば、そこにも付箋を貼っておいてください。

 

自分が何を得たのか

特定の何かに対する知識でも、気持ち的なことでも構いません。

実際に得ていなくても、「作者はこんなことを得てほしかったのだろう」と思うようなことをまとめておきます。

この点は、作者の言いたいことともかぶってきます。

作者が「友情は大切だ」と訴えたかったのだと思ったなら、「友情の大切さを学んだ」とメモしておけば良いでしょう。

 

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読書感想文書き方中学生の構成は?本の選び方やポイントも紹介!まとめ

読書感想文書き方中学生の構成は?本の選び方やポイントも紹介してきました。

ここまで中学生の読書感想文の構成について紹介しましたが、ここで紹介したのはあくまで一例です。

また、中学生の読書感想文の本の選び方やポイントも紹介してきました。

本を読んで、感想が次々と溢れてくるようであれば、自分で書きやすいとおりに書いて構いません。

自分が思ったことがなかなか文章にならない、原稿用紙が埋まらない、という場合は、この構成を参考にしてください。

自分なりの言葉で、自分が感じたとおりのことを作文にするのが大切ですよ!

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