この記事では、読書感想文書き出しセリフから始める例文は?本を読むときのポイントも紹介!と題してお送りします。
毎年、夏休みの宿題の最難関になっている「読書感想文」!
しかし、コツさえしっかり押さえておけば、読書感想文は案外すんなり終わるものです。
ここでは、読書感想文書き出しセリフから始める例文は?本を読むときのポイントも紹介していきます。
読書感想文の全体の構成や書く際のコツなどを紹介します。
本を読むときのポイントや、具体的な文章の構成を、「書き出し」「中盤」「まとめ」に分けて紹介していきます。
また、クオリティを挙げる書き方では、書き出しをセリフから始める書き方を紹介します。
読書感想文書き出しセリフから始める書き方は?
夏休みになりましたね。遠賀町立図書館では、“読書感想文の書き方”の本を特集しています。小中学生のみなさん、読書感想文の宿題で困ったら、図書館に来てみませんか。たくさんの本と一緒にお待ちしています。 pic.twitter.com/86Ki32UEgM
— 遠賀町立図書館 (@ongatown_lib) July 22, 2021
本を読み終わったら、感想文を書いていきましょう。基本的には、以下のような構成にすると良いですよ!
【書き出し】の書き方
書き出しの書き方を紹介していきます。
なぜその本を選んだのかについて紹介する
誰かに勧められたとか、帯の紹介文が気に入ったとか、タイトルが面白かったとか、何でも構いません。
また、その選んだ理由にひとこと付け加えるとオシャレになります。
例えば、誰かに勧められた、あるいは内容が気になったという場合の例は。
そのネタについてしばらく自分の意見や、これまでどう思っていたかを書きます。
そのあとで、「そんな中、人に勧められたのがこの本でした。この本には、◯◯のことが深く掘り下げられていました。私は、どんどんこの本に引き込まれていきました」といった具合に続けていきます。
全体のあらすじを書く
主人公が何をして、最終的にどうなる話なのか、というざっくりとした内容で良いです。
ただ、あらすじは必須ではありません。なくても原稿用紙が埋まる人は不要です。書くことがない人は入れておきましょう。
全体を通しての感想を書く
「読み終わって、爽快な気分になりました」「今までの生き方を見直すきっかけになった」というようなひとことです。
【中盤】の書き方
付箋を貼った、印象に残った場面を書いていきます。
大まかには、場面のあらすじ→感想→自分だったらそのときどうするかという順で書きましょう。
・感想・・・なぜそう思ったのか、という点を掘り下げましょう。「楽しい」と思ったなら、具体的に何が楽しかったのか、ということを書きます。
・自分だったらそのときどうするか・・・具体的に、理由も付けて書きましょう。この部分が一番、感想としては重要になります。
マイナスなことを書くときも、同じような流れで書きます。
主人公に対して否定的なことを書く場合は、特に理由を詳しく書きましょう。その点をもし先生が納得してくれたら、高評価が得られるはずです。
また、主人公の立場に立って考える以外にも、その場に居合わせた別の登場人物の目線で考える、という手もあります。
「この人は、主人公のことをこういった気持ちで見ていたのだろう。だからこのとき、主人公にこんなことを言ったのだと思う」という展開です。
主人公よりも、そちらの方に感情移入しやすい場合は、全体的にその人の目線で書いていっても良いですよ!
【まとめ】の書き方
最後には、本の全体的なテーマと、本を読んで得たこと・学んだことを絡めて書きます。
自分がこれからどうしていきたいか、という点も書きましょう。
読書感想文書き方で書き出しのクオリティーを挙げる書き方は?
小中学校で何となく会得した読書感想文の書き方
1. 冒頭に一見関係なさそうな体験談
2. 「しかし、この本の主人公は違った」と話を変える
3. あらすじはなるべく簡潔に書く(原稿用紙の 4分の1~ 3分の1)
4. 主人公の行動原理を考察
5. 自分に与えた影響を冒頭の体験談の後日譚に絡めながら書く pic.twitter.com/19niE3bol4— 今日は何の日 (@kyouhanannda) July 23, 2021
作文のクオリティを上げるためには、いくつかコツがあります。
まず、基本的なことですが、いきなり原稿用紙に書かず、最初は下書きをしましょう。
誤字脱字があったり、文章の前後を変えたくなったりする可能性があるからです。
パソコンがあれば、下書きはパソコンで書くのがおすすめです。修正が簡単にできます。
他には、以下のようなポイントを気にしてみましょう。
書き出しをセリフから始める
作中で繰り返し使われるセリフや、帯に引用されているセリフがあれば、それをいきなり書いてみます。
そのあと、そのセリフに対する感想を書きます。そこから、本を買ったきっかけ等に入っていくという展開です。
あるいは、帯にセリフや印象的なフレーズがあったのであれば、その引用から始め、「この言葉が、この本を選ぶきっかけになった」という展開で始めるのも良いでしょう。
カッコからスタートする人はそれほど多くないので、インパクトのある作文ができますよ!
書き出しを疑問から始める
「なぜ、主人公は◯◯をしたのだろうか」というような疑問で書き出します。
続いて、なぜそれを疑問に思ったのか、その解説から作文を書き始める、という流れです。
この場合、本を選んだきっかけは飛ばして、次はあらすじから始めましょう。
中盤の印象的なシーンの紹介でも、たびたびその疑問に立ち返り、考えを述べていきます。
最後のまとめ部分で、自分なりの結論を出しましょう。全体に統一感が出て、良い仕上がりになります。
文章の表現を工夫する
使用する言葉を工夫すると、印象はがらりと変わります。
具体的には、慣用句やことわざ、四字熟語を意識的に使っていく、というのが良いでしょう。
主人公の行動や、それに対する自分の感想を述べる際に、そういった言葉を積極的に入れていきます。
「それは起死回生の一手だった」「喉元過ぎれば熱さ忘れるというように」といった具合です。
また、感想を書いていくと、どうしても同じような言葉の繰り返しが出てきてしまうものです。そんなときは、以下のサイトを使ってみてください。
https://thesaurus.weblio.jp/category/wrugj
使いたい言葉を入れて検索すると、同じ意味の別の言葉を教えてくれます。
「思った」「感じた」などの言葉も特に多くなりがちなので、検索して言い回しを変えてみましょう。
また、「面白かった」「ドキドキした」など、高校生の作文としてはどうかと思うような表現を、別の言葉にしたいときにも使えます。
言葉を少し変えるだけで、文章はぐっと良くなりますよ!
本を読むときのポイントは?
本を読むときは、あとで感想に使えそうな部分に付箋を貼りながら読んでいきましょう。
また、以下の点をメモしておくと便利です。
・印象的なセリフ
・その本のテーマ
・作者が言いたいことが詰まっている部分
なお、印象に残ったシーンについては、必ずしも面白いとか、主人公に共感したとか、プラスイメージの部分でなくても構いません。
「自分が主人公だったらこれはないな」と思うような、納得のいかない点、悲しいなと思うこと、おかしいと思うことでも良いです。
読書感想文は作者が訴えたいテーマを読み取る
読書感想文を書くのが苦手だという人のなかには、本を読んでも「大して感想なんかなかった」「得た教訓なんてなかった」と思ってしまう人が多いのではないでしょうか。
読書感想文は本を読んだ感想を書くものなので、実際のところそれならそう書けば良いのです。
ただ、それでは分量が埋まらないですし、成績などを考えるとそこまで適当にもできないですよね。
そこで、ここはひとつ「読書感想文を書くために読んでいる」と割り切って、感想文を書きやすいネタを探すという観点で読んでください。
小説には、意外と作者が訴えたいテーマがわかりやすく書かれているものです。
それが見つかったら、実際に感動したわけでなくても、「感動した」「印象に残った」と書くテクニックもあります。
自分自身は特に何も得ていなくても、「大切なことを学んだ」と、とりあえず書いておけば良いのです。
それが本当かどうか、先生に見分けることはできないですしね。宿題のためだと思えば、気楽に読めるものですよ!
読書感想文書き出しセリフから始める例文は?本を読むときのポイントも紹介!まとめ
夏休みの課題の定番、読書感想文を子どもと家庭に丸投げしていませんか?
自由研究同様、感想文を書くことの意義を伝え、書き方のポイント指導をすることが大切だと考えます。
こちらも集英社から出ている「ちびまる子ちゃんの読書感想文教室」が子ども向けながら多くのことを学べるのでオススメです。 pic.twitter.com/iiHKnL7GSG— ねこぜにゃー (@SaintMxxxxxx) July 18, 2021
読書感想文書き出しセリフから始める例文は?本を読むときのポイントも紹介してきました。
読書感想文は、書き出しや本を読むポイントを押さえればすぐに終わるものです。
あまり深く考えすぎず、思ったことを素直に書いてみましょう。
読書感想文を書くときに大切なのは、自分の言葉で書くことです。
そのためにも、読書感想文書き出しをセリフで始める書き方をおすすめします。
あらすじを書くとき、場面の紹介をするときも、できるだけ自分なりの言葉に言い換えて書きましょう。そうすれば、先生も努力を認めてくれるはずです。
読書感想文に早めに取り組んで、楽しい夏休みを過ごしてくださいね!
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