この記事では、イヌサフランと行者にんにく見分け方や違いは?ニンニクに似た球根で毒草の比較画像も!と題して調査していきます。
知人宅の敷地内に自生していたイヌサフランを、行者ニンニクとして譲り受け炒め物にして食べてしまったようです。普通に庭先に生えているようなものなのだと知って、ちょっとびっくりしました。
ところで、イヌサフランとはどういう物なのでしょうか?
調べてみたらイヌサフランは、行者ニンニクに似た球根でした。見た感じでは、ギョウジャニンニクと間違えそうなそっくりな形状でした。
この記事では、毒草イヌサフランと行者にんにくの見分け方や違いを、分かりやすく比較画像で紹介、毒草イヌサフランはニンニクに似た球根ということが分かりました。
この記事を読んで、行者ニンニクと毒草イヌサフランの見分け方や違いを理解しましょう。
イヌサフランと行者にんにくの見分け方や違いを画像で検証!
おはようございます
コルチカム(イヌサフラン科)
サフランに似ているからこの名前
日に向かって一斉に向く姿が可愛いですね pic.twitter.com/Ia7A3nN088— ⑨③⑤GOL (@935_gol) October 30, 2020
イヌサフランと行者ニンニクの画像を比較してみます。
行者ニンニクとイヌサフランの芽の比較
行者ニンニクの芽
芽生えの頃はイヌサフランによく似ていますが、葉をもむとニンニクのような強い臭いがあります。
出典:東京都薬用植物園
イヌサフランの芽
イヌサフランの芽には臭いはありません。
出典:東京都薬用植物園
・行者ニンニク:ニンニク臭がある。
・イヌサフラン:臭いは無い。
行者ニンニクとイヌサフランの葉の比較
行者ニンニクの葉
葉は通常、1芽から1〜2枚しか出ません。
葉は楕円形または狭楕円形で基部が次第に細くなっています。
出典:東京都薬用植物園
イヌサフランの葉
多数の大きな葉が互いに重なりあって出ます。
出典:東京都薬用植物園
・行者ニンニク:1芽から1〜2枚出る。
・イヌサフラン:多数の大きな葉が互いに重なりあって出る。
行者ニンニクとイヌサフランの球根の比較
行者ニンニクの球根
出典:東京都薬用植物園
地下には長さ4〜6cmの彎曲したラッキョウのような球根があります。
外面は網状の褐色の繊維をまとっていて、球根にも強い臭いがあります。
イヌサフランの球根
出典:東京都薬用植物園
地下には茶色の外皮の球根があります。
球根を机の上などに置いておくだけで、花が咲くところから園芸植物として人気があります。
球根にも同じ有毒成分を含んでいるので取り扱いには注意が必要です。
・行者ニンニク:ラッキョウのような細長い形で、強い臭いがある。
・イヌサフラン:茶色く丸い形。
イヌサフランはニンニクに似た球根で行者にんにくの見分けが難しい
こい太郎も少し栽培してる
行者にんにく😊👍🏻
これと間違えて誤食してしまう
イヌサフラン😱❌
こうやって見てみると
違いが分かるでしょ😊
だけど単品だけだと判別し辛い
少量食べただけでも
間違いなく死にまする🎯😇 pic.twitter.com/2aF23tof40
— 佐久のこい太郎 (@sakunokoi) May 7, 2016
見比べた感じだと、素人には違いが分かりませんね。
あまりなじみのない行者ニンニクと毒草イヌサフランですが、どのようなものなのでしょうか?
行者ニンニクとは
行者ニンニクは、ユリ科ネギ属に属する多年草で食用になります。
近畿以北から北海道にかけて分布しているが、東北より南では高山でしか見られないことから、「行者が食べるにんにく」ということから名付けられたという説が有力になっています。
成長が遅いことから自生しているものは激減しており、市場に流通しているものの多くは栽培されたものです。
イヌサフランとは
イヌサフラン(犬サフラン)は、ユリ目ユリ科イヌサフラン属に属する植物の総称になります。
ヨーロッパ中南部~北アフリカ原産の多年生球根植物で、日本には明治時代に渡来し、園芸植物として広く植えられています。
球根は径3 – 5cmの卵形で、9月から10月に花茎を15cmほど伸ばし、アヤメ科のサフランに似た花をつけます。
アルカロイドのコルヒチンという毒性物質を種子や鱗茎(球根)に含んでいて、鎮痛薬として使用されています。
副作用として、嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難などを起こし、重症の場合は死亡することもあります。
過去には道の駅でイヌサフラン販売も?
2016年には、岐阜県飛騨市の商店「地場産市場 榧の里」でイヌサフランが行者ニンニクとして販売された恐れがあると発表されました。
店では約6株1束を税別200円で販売。
そのうち1束を購入した愛知県の男性から「味がおかしい」と店に連絡があり、写真を基に専門家が鑑定し発覚した。
出典:産経WEST
普段見慣れている販売員でも見間違うくらいですから、素人には判断は難しいですね。
行者ニンニクに関する農林水産省からの注意喚起
農林水産省からも山菜取りに関して注意喚起が出ています。
有毒な植物を野菜や山菜と誤って採って食べたり、有毒な植物が混じった野菜や山菜を買ったり、譲ってもらったりして食べたことによる食中毒が数多く報告されています。
このような食中毒が起きるのを防ぐには、野菜や山菜を出荷する生産者や消費者の皆様が、野菜や山菜とそれに似た有毒な植物の特徴を知り、野菜や山菜と有毒植物を見分ける力を養うことも必要となります。
ご高齢の方が誤って採って食べてしまう事故が多いことが報告されていますので、ご家族の方から注意するようお知らせいただければ幸いです。
出典:農林水産省(1部抜粋)
イヌサフランと行者にんにくの見分け方や違いは?まとめ
人との接触のない外出なら、山へ行こう。幻の山菜キトビロ(アイヌネギ、行者にんにく)が狙いどころだぞ!
天ぷら、醤油漬け、ニラ玉、酢味噌どれも美味しいぞ!人はいないけど、🐻はいるのでソーシャルディスタンスで対抗しよう!
また、類似品のイヌサフランは毒があるので匂いで見分けよう! pic.twitter.com/fIiW5j2qfF— 果樹園 (@kajuen129) April 18, 2020
毒草イヌサフランと行者にんにくの見分け方や違いを、分かりやすく比較画像で紹介、毒草イヌサフランはニンニクに似た球根ということが分かりました。
毒草イヌサフランと行者にんにくの見分け方や違いを、分かりやすく比較画像で紹介してきました。
毒草イヌサフランはニンニクに似た球根ということが分かりました。
見た感じでは、ギョウジャニンニクと間違えそうなそっくりな形状でした。
見た目では判断が難しいので注意しましょう!
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