犬はハッカ油で中毒になる?虫除け効果抜群のスプレーの作り方は?

犬はハッカ油で中毒になる?虫除け効果抜群のスプレーの作り方は? 生活
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この記事では、犬はハッカ油で中毒になる?虫除け効果抜群のスプレーの作り方は?と題してお送りします。

夏になると人間だけでなく、愛犬・愛猫などの大事なペットにも虫に刺されます。

ペットには、蚊・ノミ・マダニと大敵がたくさんいるので、防虫対策に頭を悩ませているかと思います。

ハッカ油は虫よけに効くと言われていますが、愛犬・愛猫などの大事なペットに使っても大丈夫なのでしょうか?

ここでは、犬はハッカ油で中毒になる?虫除け効果抜群のスプレーの作り方を紹介します。

 

 
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犬はハッカ油で中毒になる?

天然の植物由来で出来ているハッカ油なので、犬や猫の虫除けとして使っても大丈夫そうですよね。

では実際に犬や猫に使用しても大丈夫かどうか、見ていきましょう。

 

犬はハッカ油で中毒になる?

犬に対して原液のハッカ油を使う事は危険です。ハッカ油によって、下痢や嘔吐といった中毒症状を引き起こす可能性があります。

ただし、ハッカ油の推奨されている希釈度をきちんと守れば、犬に使っても大丈夫です

 

猫はハッカ油で中毒になる?

結論から先に言いますと、猫にハッカ油を使ってはいけません。命に関わるような危険な物質になります

正確に言いますと、ハッカ油だけでなく、「精油」が危険になります。

詳しく説明させて頂きますと、ハッカ油の成分は、植物性の脂溶性化学物質という成分に分類されます。

これは、体内で分解せずにそのままにしておくと、毒に変わってしまうという成分です。

人間や犬はこの成分を分解することが出来る「グルクロン酸転移酵素」を持って生まれてきていますので、分解が出来ますが、猫は酵素自体を持って生まれてくるものの、肝臓が人間や犬に比べて弱い事もあり、「グルクロン酸転移酵素」を十分に作り出せません。

そのため、毒素を分解できず、体の中に有害成分がどんどん溜まっていき、いつかは肝機能の障害を引き起こしてしまう、という危険性があります。

この中毒症状は猫によって発症期間や症状が異なり、一見平気そうに見えることもありますが、確実に体内で毒素が蓄積してしまっているので、猫がいる前ではハッカ油は使わないようにしてください

>>ハッカ油マスクで夏の暑さ対策を!

 

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ハッカ油には虫よけ効果がある?

 

 

ハッカ油とは、ハッカソウというシソの仲間の植物から作られる精油のことです

 

ハッカ油の成分は?

ハッカ油の代表的な成分は、L-メントール(70%~90%)とメントン(21%)、リモネンなどになります。

L-メントールとメントンは、清涼感を誘発し、スーっとした感覚を呼び起こす成分になります

リモネンは柑橘類の芳香を出す成分になります。

 

ハッカ油の効果

防虫効果に優れており、蚊・ノミ・ダニ以外にもハエやゴキブリ・ムカデにも効果的です。

また、消臭効果もあります。ハッカ油に含まれるリモネンの爽やかな香りで嫌な臭いも消してくれます。

最後に、殺菌効果もあるので、カビの予防にも効果的です。

>>夏はハッカ油のお風呂が最高です!何滴入れる?

 

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ハッカ油で虫除け効果抜群のスプレーの作り方は?

猫には使えませんが、犬には使えるハッカ油。市販のものももちろんありますが、自分でつくる事も可能です。

ここでは自家製のハッカ油スプレーの作り方をご紹介します。

 

ハッカ油スプレーの材料

材料は以下の4点です。

・ハッカ油(10~20滴程度)
・無水エタノール(10ml)
・精製水(90ml)
・スプレーボトル

ハッカ油は精製水だけではうまく混ざらないため、つなぎとして無水エタノールが必ず必要になります。

無水エタノールは全く水が含まれておらず、エタノールが99.5%以上のことを言います。

精製水は、水道水に含まれる不純物などを取り除いたものになります。

また、スプレーボトルですが、材質をよく見てから選ぶようにしましょう。

ポリスチレン製の容器ですと、ハッカ油に含まれるリモネンが容器を溶かしてしまうため、容器自体がボロボロになってしまいます。犬にも人にも有害な物質を発生させてしまうので、避けるようにしましょう。

 

ハッカ油スプレー作り方

では、ハッカ油スプレーの作り方です。

1. 無水エタノール10mlをスプレーボトルに入れます。
2. ①のスプレーボトルにハッカ油を10~20滴たらしてよく混ぜます。
3. よく混ぜたら、②のスプレーボトルに精製水90mlを入れて全体をよく混ぜます。

冷蔵庫で1週間~10日程度の保存が可能ですが、保存料など一切含まれていないため、1週間以内に使い切るようにしましょう

ハッカ油スプレーを作るのが面倒な方はこちらから購入可能です!

 

ハッカ油スプレー使い方

使い方の注意点としては、使用する前に良く振ってから使用するようにしてください。

また、もし顔に使う時は、目や鼻などの刺激に弱い部分を避けて、手の平にスプレーしてから塗って下さい。

毎日のお散歩前に全身に軽くスプレーするだけで大丈夫です。

爽やかな香りがけっこうしますので、犬にとってはきついのでは?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、犬の鼻には余計な臭いを遮断する機能があるので、ハッカ油の臭いは大丈夫だそうです。

>>ハッカ油シャンプーの作り方は混ぜる量が大事?!

 

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まとめ

犬はハッカ油で中毒になる?虫除け効果抜群のスプレーの作り方を紹介してきました。

ハッカ油は犬に対しては、希釈度をきちんと守れば使っても大丈夫でしたが、猫は中毒になるので絶対に使ってはダメという事が分かりました。

ハッカ油スプレーは、直接肌に吹きかける、という使い方以外にも、網戸やカーテンに吹きかけると室内への虫の侵入を防ぐということもできるので、手作りスプレーはオススメです。

香りもスーッとして爽やかなので、暑い夏に涼みながら使用できます。

ただし、ハッカ油での虫除けスプレーは人と犬には効果抜群ですが、猫がいるご家庭では使用しないようにくれぐれもお気をつけください。

もし、使用中に異常が生じた場合は、直ちに使用を中止し、医師または専門家の指示に従ってください。

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