夏に暑くなるのは気温だけではありません。甲子園は見ていて皆が熱くなりますよね。
2020年の春の甲子園『選抜高校野球』は3月19日から開催されます。
メインは試合ですが、注目ポイントを変えると知らないことが沢山あります。
例えば、甲子園の入場行進の時にプラカードを持つ高校生は出場校の生徒なのか、全く違う高校の生徒なのか?もし違う学校だとしたら、どのように決めるのでしょうか?
この記事では、甲子園のプラカードガールがどこの高校なのかをお伝えします。また、身長やリズム感などの厳しい選考基準があることも分かりました。
Contents
甲子園のプラカードガールとは?
甲子園の開会式や閉会式で、出場校の名前が入ったプラカードを持っている女の子がいます。
甲子園の花と呼ばれているその女子生徒をプラカードガールと言います。
出場校の生徒の一番前を歩き、一斉に並んで前に出てくる姿は圧巻です。
女性でも甲子園に憧れを持った生徒もいるので、せめてプラカードガールで良いから甲子園の土を踏んでみたいと考える子も多いようです。
あの凛とした姿を見ると、プラカードガールなってみたいという気持ちがわかります。
甲子園のプラカードガールになる方法は?
かなりの練習量を積んだように見えるプラカードガールですが、プラカードガールになるには一体どうしたら良いのでしょうか?
実はプラカードガールは西宮高校という決まった高校からしか選ばれません。
そもそも自分の通っている高校が甲子園に出場しないと、プラカードガールになれないと思っている方がほとんどではないでしょうか?
この事実には驚きました。
ですから通っている学校が甲子園に出場することになり、プラカードガールをやってみたい!と先生に伝えたところで願いは叶わないということですね。
どうしてもプラカードガールをやりたいという方は、西宮高校に入学するしかないです。
甲子園のプラカードガールが西宮高校と決められている理由は?
理由は2つあります。
1つ目は、甲子園から近いということです。
甲子園から遠い高校を選んでしまうと行き来するだけでも大変ですよね?
ですから近いところから選ばれたと考えられます。
2つ目は、甲子園にプラカードを導入しようと検討している人達の中に、西宮高校の関係者がおり、勉学に支障のでないウチの高校はどうか?と一役買って出たことがきっかけだそうです。
プラカードが導入されたのは1949年第31回夏の大会からです。
それから現在までずっと西宮高校がプラカードガールを務めています。
中には親子3世代でプラカードガールを務めたという方もいるそうです。
こういった長い歴史があったのですね。
西宮高校ではプラカードガールを指導する先生も13年ほど変わっておらず、ずっと指導し続けています。
曲に合わせながら竹の棒をプラカードに見立てて、何度も何度も校庭で練習します。
甲子園で見られる美しい姿は普通の高校生ではないとは思っていましたが、やはり努力を重ねて出来た姿だったのですね。
甲子園のプラカードガールの選考基準は?
プラカードガールになりたいのなら西宮高校に入学すれば良いということがわかりました。
西宮高校の偏差値も高いので、この高校に入学するのも大変です。
更にプラカードガールをやりたいと全国から女子生徒が受験をします。
やっとの思いで狭き門をくぐり西宮高校に入学したとしても、ここからまたオーディションがあります。
まず、プラカードガールになるには条件があります。
・身体強健
・姿勢
・リズム感
・球児を引き立たせる存在感
・1年生か2年生であること
以上を満たした上で歩き方やプラカードの持ち方を見て審査をします。
身長の条件を付けている理由は、ある程度身長を揃えた方が1列に並んで前に歩いてくるときに綺麗に見えるということと、155㎝以上の方が選手の顔を隠さずプラカードが持てるからでしょう。
また、3年生がオーディションに参加できないのは受験勉強に支障が出てしまうからです。
プラカードガールは同じ高校のプラカードしか持ちません。
ですから自分が担当する高校が進出し続けると勉強に身が入らなくなってしまうのです。
プラガールになるにはこんなに色々な条件があることに驚きました。
たかがプラカードではないということがわかりました。プラカードガールになりたいという想いの熱さに感動します。
甲子園のプラカードガールの選考の様子
過去の選考の様子がありましたのでご覧ください。
まとめ
皆さんプラカードガールに興味が湧いたのではないでしょうか?
今年の甲子園は、勝ち抜いてきたプラカードガールにも注目してみて下さい。
より一層、今年の甲子園が楽しみになってきましたね。
コメント