日本にまざまな伝統工芸があります。
来年の2020東京オリンピックでは、こうした独特の文化に焦点を当てた取り組みがいくつも行われるそうです。
そのなかのひとつが、「賞状」です。
競技の入賞者に配られる賞状が、今回のオリンピックでは、岐阜の伝統工芸「美濃和紙」で作られることになりました!
この夏、国内の旅行を考えている人は、この機会に美濃和紙について学んでみてはいかがでしょうか?
ここでは、美濃和紙について学ぶことができる施設「美濃和紙あかりアート館」を紹介します。
日本の素晴らしい技術を、間近で体験できますよ!

東京オリンピックに使われる美濃和紙とは
美濃和紙は、奈良時代頃から製造が行われている伝統的な和紙です。
時代が下るにつれて、日本中に広まっていきました。岐阜の長良川周辺は、この美濃和紙を中心に発展してきたとも言えます。
現在でも、美濃和紙は提灯や和傘、うちわなど多くの工芸品に使われています。岐阜に行ったら、ぜひゲットしたいですね!
オリンピックの賞状について
オリンピックの賞状は、美濃和紙のなかでも「本美濃紙」と呼ばれる技術を使用して作られます。本美濃紙は、「こうぞ」を原料に使用している点、伝統的な手漉きの技術で作られる点などが特徴です。
本美濃紙の製法は、日本の重要無形文化財や、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
オリンピックの賞状は、毎回、開催国がそれぞれ独自の文化を強調したものを製造します。
東京オリンピックのものがどんなデザインになるのかも楽しみですね!
>>オリンピックの賞状は何位までもらえる?デザインや言語は?
美濃和紙あかりアート館とは?
美濃市では、毎年秋に「美濃和紙あかりアート展」が開催されています。
その入賞作品を展示しているのが、「美濃和紙あかりアート館」です。和紙を使用した、提灯のような、ランプのような、美しい灯りが並びます。
和紙に包まれて、ぼんやりと光る作品は、どれも幻想的な美しさです。美濃和紙の美しさと、オリジナリティ溢れるデザインが、見る人を引き込んでいきます。
館内のショップでは、いくつかの作品を購入することもできます。展示を見て、気に入ったらこちらもチェックしてくださいね!
美濃和紙あかりアート館の場所や開館時間は?
場所や開館時間は以下の通りです。
・開館時間:4~9月/午前9時~午後4時半
10月~3月/午前9時~午後4時
・入館料:大人200円/中学生以下無料
・駐車場:普通乗用車3台(駐車場が満車の場合は旧今井家住宅の駐車場または、観光ふれあい広場駐車場を利用)
・休館日:火曜日/年末年始/祝日の翌日
旧今井家住宅
観光ふれあい広場駐車場
参照:美濃市公式HP
交通アクセスは?
自動車の場合は、東海北陸自動車道美濃ICから、国道156号経由で約5分です。
参照:美濃市公式HP
美濃和紙あかりアート館の様々な常設展示
独創的な雰囲気の中あかりアートを満喫してください。
美濃和紙あかりアート館のミュージアムショップ
参照:美濃市公式HP
和紙のあかりアート製品を販売するショップがあり、展示室さながらに、芸術性の高いあかりアートがそろいます。
お気に入りの一品が見つかるかも!
オリンピックで注目度アップの美濃和紙をチェック!
オリンピックの賞状に採用されたことで、注目を集めている美濃和紙。工芸品はどれもきれいで、思わず見とれてしまいます。
美濃和紙の美しさを知り、ロマンチックな雰囲気のアートが堪能できる「美濃和紙あかりアート館」にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
日本の職人が支えてきた伝統文化を、この夏にぜひ体験してください!
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