この記事では、オリンピック賞状に美濃和紙!美濃和紙の里会館とは?と題してお送りします。
日本には、さまざまな伝統工芸があります。
東京オリンピック2020では、こうした独特の文化に焦点を当てた取り組みがいくつも行われるそうです。
そのなかのひとつが、「賞状」です。
競技の入賞者に配られる賞状が、今回のオリンピックでは、岐阜の伝統工芸「美濃和紙」で作られることになりました!
ここでは、オリンピック賞状に美濃和紙!美濃和紙の里会館を紹介していきます。
この夏、国内の旅行を考えている人は、この機会にオリンピックの賞状にも使われている美濃和紙について学んでみてはいかがでしょうか?
日本の素晴らしい技術を、間近で体験できますよ!
オリンピック賞状に使用される美濃和紙って何?
今メッセージで気付いたのですがオリンピックはメダルを獲得したら賞状ももらえます!メダルを載せる選手は多いですが賞状を載せる選手はなかなかいませんね…ひとりでも多くの人に見てもらいたい!
オリンピックチャンピオンってかっこいいな🤔 pic.twitter.com/OISycHj3Rj— 山田優 (@masaru_fencing) July 31, 2021
美濃和紙は、奈良時代頃から製造が行われている伝統的な和紙です。
時代が下るにつれて、日本中に広まっていきました。岐阜の長良川周辺は、この美濃和紙を中心に発展してきたとも言えます。
現在でも、美濃和紙は提灯や和傘、うちわなど多くの工芸品に使われています。岐阜に行ったら、ぜひゲットしたいですね!
オリンピックの賞状について
オリンピックの賞状は、美濃和紙のなかでも「本美濃紙」と呼ばれる技術を使用して作られます。本美濃紙は、「こうぞ」を原料に使用している点、伝統的な手漉きの技術で作られる点などが特徴です。
本美濃紙の製法は、日本の重要無形文化財や、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
オリンピックの賞状は、毎回、開催国がそれぞれ独自の文化を強調したものを製造します。
東京オリンピックのものがどんなデザインになるのかも楽しみですね!
>>オリンピックの賞状は何位までもらえる?デザインや言語は?
オリンピック賞状に使用!美濃和紙の里会館とは?
「うだつの上がる町並み」へ美濃和紙を仕入れに行ってきました。専門店の紙遊さんは、何百種類もある和紙を手に取って灯りに透かしたり手触りを確認したりしながら選べます。スタッフさんも気さくでとても親切です
美濃和紙は2020オリンピックの賞状に使用される事で話題になりました。 pic.twitter.com/HGfAgzIQUt— GOTTA (@gotta5555) March 28, 2020
美濃和紙そのものを展示しているほか、その歴史や製造の過程、原料なども学ぶことができる施設です。
美濃和紙の作品鑑賞、製作工程の見学や美濃和紙の製作体験などができ、「見て」「触れて」「体験して」魅力を実感できます。
また、紙すき体験など行っていて、作った先品を持ち帰ることができます。
美濃和紙の里会館の場所や開館時間は?
場所や開館時間は以下の通りです。
・開館時間:午前9時~午後5時
・入館料:大人500円/小中学生250円 ※市内の小中学生は無料
・駐車場:あり
・休館日:火曜日、祝日の翌日
交通アクセスは?
自動車の場合は、東海北陸自動車道「美濃インター」から国道156号線及び県道81号線経由で約20分です。
公共交通機関を利用する際は、長良川鉄道美濃市駅から乗り合わせタクシー「のり愛くん」で20分。
乗り合わせタクシー「のり愛くん」は、美濃市が運営している市内移動のための公共交通機関です。
「のり愛くん」予約受付専用番号:0575-33-1231
「のり愛くん」は、一般的なバスとは異なり、次の仕組みになっています。
・時刻表がなく、利用するためには電話で事前に予約をする必要があります。
・車両はタクシーですが、停留所で乗り降りします。(停留所以外の場所で乗り降りはできません。
・市民の方、市民以外の方、誰でもご利用可能です。
・同じ方面、同じ時間帯の方と乗り合わせます。そのため、目的地以外の場所を経由することがあります。
・乗り合わせタクシーの仕組み上、時間通りの運行ができない場合があります。時間に余裕を持ってご予約・ご利用ください。
「のり愛くん」運行について
運行時間 | 午前8:00~午後6:00(最終降車時間) |
運行日 | 毎日運行 |
区域 | 市内全域の停留所のある場所 |
利用料金 |
1乗車あたりの料金※
|
割引回数券 | 100円券11枚つづりを1,000円で車内販売 |
美濃和紙の紙すき体験ができる
紙すき体験で美濃和紙の制作ができ、作品は持ち帰ることができます。
紙すき体験は色々なコースがあるので以下で紹介します。
美濃判コース
伝統の「流しずき」により、美濃判(約33cm×約45cm)をすきあげるコース。
希望により植物(かえでなど)入りなどもできます。
・所要時間:約20分(団体の場合 20名で40分程度)
・料金:500円(別途入館料が必要です)
・作成:美濃和紙(約33cm×約45cm 1枚)
落水コース
模様のついた美濃和紙を作るコース。
美濃判(約33cm×約45cm)をすきあげ、それにシャワーを当てることによって模様をつけます。動物や花の模様をつけることもできます。
・所要時間:約30分
・料金:500円(別途入館料が必要です)
・作成:落水紙(約33cm×約45cm 1枚)
オリジナルの「美濃和紙照明」「美濃和紙ついたて」
出来上がった美濃判や落水紙を用いて、あなただけのオリジナル「美濃和紙の照明」や「ついたて」を作ることができます。別売りキットをお買い求めください。
和紙の風合いを生かした「水切り」という裁断方法で、メッセージカードを作ることも出来ます。ハガキの大きさで約8枚出来ます。また、ポストカードサイズの封筒を作ることが出来ます。
・美濃和紙照明スタンド:2,000円
・ミニついたて:1,500円
卒業証書コースコース
学校、サークルなどの卒業証書や修了証書を作るコース。
・料金:700円(別途入館料が必要です)
・最少人数:15名以上
※学校、サークルなどの団体様に限ります。事前予約をお願いします。
紙すき職人に挑戦 1時間コース
ちり取り、コウゾ叩きなどの原料の処理、すき舟の準備、紙すきなどの工程を体験できるコース。
・所要時間:約40分
・料金:800円(別途入館料が必要です)
・作成:美濃判(約33cm×約45cm 1枚 コウゾ原料付き)
・定員:2名以上6名まで(先着、定員に達しない場合は開講しません)
※団体予約等により、実施できない場合もあります。事前にお問い合わせの上、事前予約をお願いします。
紙すき職人に挑戦 1日コース
じっくり美濃和紙作りを体験学習するコース。
ちりとり、叩解、圧搾、紙料の調整、紙すき、乾燥など、紙すきの各工程をじっくりと体験できるほか、紙すきの道具や施設についても学習できます。
グループの活動や自由研究などに最適です。
※「ゴールデンウィーク」「夏休み」「9月から12月」は休止します。
・所要時間:約40分
・料金:3000円(別途入館料が必要です)
・作成:美濃判(約33cm×約45cm 4枚)
・対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
・定員:2名以上4名まで(先着、定員に達しない場合は開講しません)
※団体予約等により、実施できない場合もあります。事前にお問い合わせの上、希望日の2週間前までにご予約をお願いします。
オリンピック賞状に美濃和紙!美濃和紙の里会館とは?まとめ
【全国のみんなー!】
知ってました?来年の開催される東京オリンピックで使用される賞状はなんと美濃和紙でつくられるらしい!すごい!それの宣伝も含めて本日と明日の2日間、東京の読売新聞本社のスペースにて岐阜県庁が主催で「美濃和紙フェア」が開催されてます。 pic.twitter.com/8WNbgmb6f8
— 岐阜ホール (東京) (@gifuhall) December 2, 2019
東京オリンピック賞状に美濃和紙!美濃和紙の里会館を紹介してきました。
オリンピックの賞状に採用されたことで、注目を集めている美濃和紙。工芸品はどれもきれいで、思わず見とれてしまいます。
美濃和紙の基本や、その伝統に触れ家族で楽しめ、体験イベントもある美濃和紙の里会館にぜひお出かけください。
日本の職人が支えてきた伝統文化を、オリンピックを見ながらぜひ体験してください!
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