梅雨の時期になると湿気を取るために、除湿剤を使う方も多いと思います。
でも除湿剤の置き場所って迷いませんか?上の様に置いた方が良いのか、下の方に置いた方が良いのかいつも迷ってしまいます。
置き場所以上に迷うのが使い終わった除湿剤の捨て方です。しかもこぼしてしまう事も良くあります。
使い終わった除湿剤はそのまま排水溝に流していいのでしょうか?こぼしてしまった除湿剤はどういう処理をすれば良いのでしょうか?
この記事では、除湿剤の効果が高い置き場所と使い方、除湿剤の簡単な作り方、使い終わった除湿剤の正しい捨て方をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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除湿剤の効果的な置き場所と使い方
湿気は空気より重たいので、床に近い下の方に溜まりやすい性質があります。
部屋の中ですと、部屋の四隅やドアや窓(開け閉めする場所)から離れた人の通らない場所に溜まりやすいので、除湿剤を使う際は、空気の動きのない1~2畳ほどの密閉された空間(押入れや下駄箱)の一番下に置くことが適しています。
なぜ空気の動きがないところかと言いますと、空気の動きがあるということは人の出入りがある、ということになります。人の出入りのあるところでは空気が循環する為、次々と新しい湿気が空間に入ってきてしまい、例え除湿剤を置いたとしても、その部屋の湿度は下げられない事になります。
また、置く際には除湿剤の湿気吸い込み口をふさがないよう注意する事も大切です。
使い終わった除湿剤の水の成分や捨て方
使い終わった除湿剤はそのまま捨てても問題ないのでしょうか?
除湿剤の水の成分は?
除湿剤は湿気を取ってくれると水が溜まりますが、そもそもなぜ水がたまるのでしょうか?
除湿剤に使われている白い丸い小さな粒を塩化カルシウムと言い、この塩化カルシウムの水分を吸収すると液体になる性質を利用して除湿しているため、除湿ができていると白い小さな粒が水になっていく、という形になります。
除湿剤を使い終わった際の水は、塩化カルシウム水溶液になり、普通の水とは異なります。
この水が直接肌に触れてしまった場合、皮膚炎を起こす可能性があるので注意してください。もし触れてしまった場合は流水でよく洗い流してください。
また、子供が誤飲してしまった場合は履かせずに、水か牛乳を飲ませてから病院を受診してください。おそらく、かなり苦いので大量に飲む心配はないと思います。
除湿剤の水の捨て方は?
除湿剤に溜まった液体は必ず手袋をして、大量の水と一緒に排水溝に流してください。
キッチンの排水溝に流す場合は食器などにかからないよう気をつけてください。また、金属に液がついたままになるとサビの原因になってしまうので、必ず洗い流してください。
氷のような固まりがある場合は、40℃くらいのお湯で溶かして同じように排水溝に流してください。
こぼしてしまった場合は、塩化カルシウム水溶液はふき取った成分が残っていると、湿気を吸う性質により空気中の湿気を吸い続けてしまうため、いつまでも乾かずにベタつきが残ってしまいます。
こういう場合は、ゴム手袋をして、緩く絞った雑巾で水を移すように拭き、さらに乾いた雑巾で吸い取ります。ベタつきが完全に取れるまで、水拭きと乾拭きを繰り返してください。
小さいお子様やペットを飼われているご家庭では特に注意してください。
簡単に作れる重曹の除湿剤
ここまでお話しすると捨て方が大変なので除湿剤を購入するのを迷う方もいらっしゃると思います。
そんな方には実は、自作で簡単にできる除湿剤があります。
つくり方は、重曹を空き瓶に入れて、こぼしてしまわないようキッチンペーパーをかぶせて、輪ゴムで止めるだけです。
この自作の除湿剤も、通常の除湿剤と同じく、動きのない密閉された空間の下の方に置いておいてください。吸湿すると、重曹が固まってくるのでそれが交換の合図になります。
固まった重曹はキッチンやお風呂・トイレの掃除にも使えるので一石二鳥です!
瓶に入れる重曹の目安は大さじ3~5杯です。瓶にかぶせるキッチンペーパーを布に、輪ゴムを紐に代えると見た目もおしゃれになります。
ぜひお試しください。
除湿剤の効果が高い部屋の置き場所は?まとめ
除湿剤は手軽にどこでも使えるのでとても重宝します。
置き場所を間違えてしまうと効果が減ってしまうので、効果的に使用できるよう気をつけて、ジメジメした季節を乗り切りましょう。
また、溜まった水は普通の水ではなく塩化カルシウム水溶液ですので、有害ではないですが、取扱には十分注意して使用するようにしましょう。
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