秋と言えば食欲の秋ですね。そして、食欲の秋に食べたくなるのがサツマイモです。
焼いても、揚げても、蒸かしてもおいしいサツマイモですが、少し置いておくとカビが生えてしまうことありませんか?
でも困ったことに、さつまいもって放っておくとすぐにカビが生えたり、緑色や黒色に変色したりしまいますよね。
せっかく買ったさつまいもだしどうしよう?カビたり変色してしまったさつまいもを、食べていいか分からないし、捨てるのももったいないし・・・。
こんな葛藤をよくしていませんか?
そんな方のためにこの記事では、次のサツマイモの疑問について解決策を書いています。
・緑色やオレンジ色やピンク色や黒色に変色したさつまいもは食べれる?
・カビてしまったさつまいもは離乳食としては大丈夫?
・サツマイモの保存期間や保存方法
約3分で読み終わります。良かったらお付き合いください。
カビが発生したサツマイモは食べられる?
カビが発生したサツマイモには、カビの部分を切り落とせば食べることが出来ます。
白くふわふわした綿ゴミのような物が付いていれば、それはカビです。
部分的にカビが生えている場合は、切り落とせば大丈夫です。
食べられるかどうかの見分け方
どこまでカビが発生していると、食べられなくなるのでしょうか?
下記の状態になっているサツマイモは食べられません。
・ハリがなく表面がしわしわしている
・プニプニと柔らかすぎる
・苦味や酸味など通常のサツマイモと違う味がする
見るからにも異常な場合は、まず食べるのをやめた方が良いですね。
固さまで違っているとなると、とてもわかりやすく腐っている証拠でしょう。
少しのカビであれば食べられるとは知らずに、捨ててしまっていた方も多いかと思います。
これからは、一度食べられる範囲かどうか確認すると良いですね。
変色したサツマイモは食べられる?
サツマイモの変色については、カビでなければ食べられることが多いです。
たまに、色がおかしいサツマイモに出会うことがありますが、今までは良くわからずに捨てていたという方も多いでしょう。
色別に変色の理由をまとめてみました。
緑色に変色したさつまいも
クロロゲン酸というポリフェノールがアルカリ性になることで、サツマイモが緑色になります。
クロロゲン酸はベーキングパウダーや重曹、冷蔵庫のアンモニアに反応して緑色になります。
アルカリ性になり緑に変色しても、問題なく食べることが出来ます。
オレンジやピンク色のサツマイモ
低温障害を起こしているサツマイモは、オレンジやピンク色に変わります。
サツマイモが弱っているような状態です。
表面のみ色が変わっている場合は、カビと同様に変色部分を切り落とせば、食べることが出来ます。
しかし、範囲が広い場合は食べない方が良いです。
黒く変色したサツマイモ
よく見かける変色したサツマイモは、黒く変色したサツマイモです。
見た目には、一番食べづらい色です。
しかし、これも見分けることで捨てることなく食べることが出来ます。
切った後に断面が黒く変色した場合
原因1)ポリフェノールの酸化
ヤラピンというポリフェノールが酸化すると黒く変色します。
野菜や果物を放置しておくと色が変わるのと同じですので、食べても問題ないです。
水にさらしておくと変色を防ぐことが出来ます。
原因2)低温障害
オレンジやピンク色だけでなく、低温障害で黒くなることもあります。
弱っている状態なので、味が落ちますが食べても問題ありません。
原因3)カビなどの影響
注目する点はサツマイモの表面です。
かさぶたのように凸凹がある場合はヤラピンなので大丈夫です。
表面が滑らかな場合はカビの可能性がありますので、狭い範囲なら切り落としてから食べましょう。
なぜ、変色したかを知ることで、安心して食べることが出来るようになりますね。
大丈夫な変色であれば、次回からは捨てずに食べましょう。



カビてしまったサツマイモを離乳食として使う場合
サツマイモは離乳食に大活躍です。
喜んで食べてくれるので、頻繁に使うというお母さんも多いと思います。
赤ちゃんの場合はどうなのでしょうか?
切り落とせば問題ない?
大人と同じように、カビの発生部分が狭い場合は、カビの部分を切り落とし、内部の方を食べさせれば問題ないと考える方も多いようです。
内部は身が詰まっている為、カビが生えることも少ないそうですが、やめておいた方が無難です。
赤ちゃんには使わない方が良い
一方で赤ちゃんには使わない方が良いという意見もあります。
赤ちゃんは菌に弱いので、少しでも菌がついていれば大事に至ることもあります。
迷った場合は、カビの生えたサツマイモの使用はやめましょう。
結局どっち?と思ったお母さんは、初めはカビの生えたサツマイモは使用しないようにしましょう。
育児をしていく上で、もう大丈夫だろうというのがわかってくるものです。
母親の直感は正しいことが多いので、絶対に大丈夫と思えるまでは、キレイなサツマイモをあげると良いでしょう。
サツマイモの正しい保存方法と保存期間
サツマイモの正しい保存方法や保存期間を知らないという方の為に、簡単にまとめてみました。
温度管理
先程、低温障害についてお話しました。
サツマイモは10度以下で保存すると低温障害になってしまいます。逆に20度以上と温度が高すぎると発芽してしまいます。
最適温度は14度~16度です。
保存状態
サツマイモを何かで包んで保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーを使って保存しましょう。
サツマイモは収穫された後も呼吸をしているため、ラップやジップロックなどで保存してしまうと傷みやすくなります。
また、土付きのサツマイモの方が長い期間保存しておくことが出来ます。
土がついていないサツマイモは最大で1ヶ月に対し、土付きのサツマイモは1ヶ月~3ヶ月保存することが出来ます。
なるべく長く保存したい場合は、土付きのサツマイモを選びましょう。
変色防止方法
変色をなるべく防ぐには、室温の変化が小さく、風通しの良い日当たりのない場所を選びましょう。
・キッチン
・床下収納
・廊下
このようなところに段ボールに入れて置いておくだけでも大丈夫です。
おばあちゃんやお母さんが何気なくやってきた保存方法が、一番正しかったのだなと感じました。
また、低温だとダメということに驚きです。
意外と温度に繊細だということがわかりました。

まとめ
サツマイモが変色している場合は、まず良く見てみましょう。
色や形、臭いを確認してから、食べられるか判断すると無駄に捨ててしまうことが無くなります。
これからサツマイモがおいしい季節です。
保存方法に気を付けて、おいしいサツマイモをたくさん食べましょう。
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